それは、モーハウスに届いた一通のメールから始まりました。 「…ネパールの手織りの布で、ゆったりとしたシルエットの肌触りの良い服。 それが、モーハウスとネパールとの出会いでした。 どんな場所で、どんな人たちがつくっているんだろう? 実際に、ネパールに足を運ぶにあたって、 確かに、一日に13時間もの停電、収入となる産業も乏しい国ではあります。 ネパールでは、深刻な電力不足のため手仕事によるモノづくりが中心。 1枚の授乳服を作るのに、何十人もの女性の手を経ています。 織りや染めの風合い、刺繍のライン。本当に人の手による服たちだから、 一枚の授乳服が、ネパールの女性と日本の授乳期の女性をつなぎます。 |
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ヒンズー教文化圏のネパールでは、女性の地位はかなり低いです。 結婚したら家庭に入り、その家で一生仕えると言う考え方がまだまだ一般的です。 家事を一手に引き受け、家庭の中で過ごす女性が大多数を占めています。 |
近年は諸外国の影響を受けて女性の社会進出も進んでおり、 教育を受けた若い人達はいわゆるオフィスワークが出来る会社に就職する場合も増えていますが、 ネパールでは男女問わず就労の場所自体が少なく、失業率が慢性的に高いのが現状です。 |
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この工房では、女性の持つ勤勉さ、女性ならではの丁寧さに着目し、女性にこだわって採用しています。 ネパールで女性の職場が限られる理由は、男性中心の職場で 女性が働くことに家族の理解が得られないという点が大きいのです。 女性だけの職場は、働きやすいだけでなく、家庭からも仕事への理解が得られやすいという利点があります。 やむを得ない場合以外の離職がほとんどなく、出産後は全員復帰していることでも快適で働きやすい環境であると言えます。 女性だけの会社、女性の雇用支援、社会進出に関する理念に、モーハウスと共通する部分があると感じます。 |
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授乳は24時間、時と場所を選ばずにするもの。 |
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グラミン銀行で知られるノーベル平和賞受賞者・ユヌス氏のお話を伺った時に、 |
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